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“Seven Theses”は、1991年にセイワ株式会社が当時の社員と未来の社員に向けて発行した小冊子です。

第三章
事業概要
生産ラインを持たずに、BM商品をつくる!



どんな完璧な手品にも、
タネや仕掛けはあるものだ。



テレビのショー番組で、超能力者がスプーンを曲げる。また別の番組で、今度は手品師が帽子からハトを取りだす。非現実的なことをやってのける彼らに、見ている我々は知らず知らずのうちに明確な区別を行なっている。超能力者には「そんなことはない、どこかに仕掛けがあるはずだ」と思う一方、「信じられないことがこの世にはあるもんだ」などという気持ちも拭えない。しかし、手品師がどんなに非現実的なことをやろうと、手品はタネや仕掛けがあってあたりまえ。我々はそれを前提に芸を楽しんでいる。さて、君が帽子からハトを取りだそうとする。できっこない。そこで、考える。いかにすれば帽子からハトを取りだせるか。(正確にいえば、取りだしたように見せられるか) そう、物事はできないと考えると、そこでおしまい。どうすればできるだろうと考えれば、一歩前に進む。おわかりか!?







 我々はセイワ株式会社。就職情報誌などの業種分類でいえば、清掃機器製造業という欄に身を置いている。製造業、つまりメーカーだが、商品のほとんどが外部の協力工場にてつくられている。利益だけを追いかけて、自社工場、自社生産設備を持つのは簡単であるが、商品化のサイクルをできるだけ早くするという面からは、それが足カセになる。それよりもそれぞれの分野で確立された技術を持っている工場と、密接に連係していくほうがベターなのだ。自社工場であっても生産ラインをすばやく切り替えていけるだけの企業体力があれば別だが、正直言って我々にそこまでの基盤はない。



 さて、我々がつくっている商品はBM関連商品。モップ、ハンドル(柄)、バケットほかである。家庭用ではなく、業務用がメインだから、モップひとつとってもカラーリングやサイズ、糸の素材など、アイテムの商品にいくつものバリエーションがある。それら商品の流通は日本全国に広がっており、もちろん我々自身の手でユーザー(実際にビル・メンテナンスを行なうBM企業)に届けることはなく、地域ごとに委託した販売代理店を経由する。セイワ社内には企画推進部という部署があり、円滑な代理店との関係維持や、代理店に同行しながらユーザー訪問を行なっている。企画推進部は、商品情報やそれを使用することで得られるメリットを代理店やユーザーに提供していく役目と、逆にフィールドでの声を吸収し、従来商品のリメイクや新製品開発に活かしていく役目を同時に担っているわけだ。
 現在、この企画推進部のメンバーは10名。全社員数の約半数を占めている格好だ。これは、たえずユーザーレベルでの発想を重視していることの現われ。半面、純粋な意味での技術的試行錯誤がメーカーとしては欠かせない要件だが、現状ではマンパワーは追いつかない。セイワの未来に大きな課題を残しているのは、この点だ。



表紙
第一章
経営理念と経営目標
第二章
BM業界検証
第三章
事業概要
第四章
人と組織
第五章
仕事の価値観
第六章
商品開発
第七章
未来
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